妊娠や出産は当たり前ではない
妊娠や出産は女性であれば当たり前のようにできると思っていた私は、初めて流産を経験したときそれが間違いだったと気づきました。
そして妊娠できなくて悩んでいたとき、どうして私だけこんな目に遭うんだろうと思いました。
女性として自分はダメなんじゃないかとひどく落ち込みました。
自分ひとりで心の傷を埋めようとしても限界があると感じていました。
ずいぶん経ってからグループカウンセリングの集まりに参加したとき、初めて自分の気持ちを話しました。
もう平気だと思っていたのに、実は悲しみや苦しみは心の中に眠ったままでした。
涙があふれて止まらず、他の参加者が黙って抱きしめてくれたり、優しい言葉をかけてくれたりして、初めて自分の気持ちが誰かに受けとめられた、という感覚を味わいました。
そのおかげで、私は辛かった過去の思いに向き合い、昇華していけるようになりました。
流産や死産、そして不妊という体験は、みんなが体験することではありません。
だからこそ気持ちがわかる人とつながることは「ひとりじゃないんだ」という安心感が心の安定にもつながり、気持ちの変化が起こりやすいと思っています。
お互いを受けとめ合い、支え合っていくことで、今まで見えなかったことも見えてくると思うのです。
流産・死産を経験された「天使ママ」と呼ばれる方や
お子さんが欲しいけどなかなかできなくて悩んでいる方へ
対面でのお話し会、オンラインでのお話し会を開催しています。
そのほかに個別のお話やご相談をオンラインでお受けしています。
哀しみや苦しみを癒すには、まずご自分の思いをお話したり、同じような仲間と繋がることで孤独感をなくしていくことが大切だと思います。
苦しくてお話できないけれど、聴くだけなら参加してみたい、という方も歓迎です。
どなたにとっても心を癒せる場所になることを目指しています。