ヨガに教わったこと

2024年10月25日 12:18
カテゴリ: 不妊

私のヨガの先生は愛知県で教室をやっている方でした。
通うことはできませんでしたが、年に何回か行って先生から直接教わったり、同じように妊娠を目指している仲間と交流したりしていました。
それぞれ悩んではいても、とても明るく笑いが絶えませんでした。

時々先生は勉強会を開いてくれて、ヨガスピリットを教えてくださいました。
食べるものへの感謝、自分の身体に対する感謝。
妊娠しない私の体はポンコツだと思っていたけど、一生懸命心臓は動いてくれて私を生かしてくれている。
食べ物が体にエネルギーをくれて、活動できている。

子どもができないことに悩んで自分のことばかり考えてしまうけれど、ないものを数えるよりもあるものを数えよう。
「足るを知る」という言葉を教わりました。
確かに望んでも子どもができないのは辛いことだけど、私は衣食住に困ることなく、夫とふたりで生きていける。
そういう当たり前だと思っていたことに改めて目を向けてみると、今まで不幸だと思っていた自分が実はそれほどでもないのかなと思えてきます。
子どもに執着しすぎて自分を苦しめているのは自分なんだと、ちょっと客観的な視点も取り入れられるようになってきました。

ヨガのポーズは、不妊の方の体の特性として、苦手な傾向にあるポーズというのがいくつかあり、レッスンの中では必ずやっていました。
初めはきつかったけどだんだんとできるようになってくると面白くなり、家でも日課としてやっていました。
おかげでだいぶ健康になったし、体も柔軟になると同時に心も緩んでくるようになりました。

生理がこない悩みは相変わらずありました。
どれだけ食べ物に気をつけても、ヨガで筋トレをしたり柔軟さを身に着けても、生理が戻ってきませんでした。
そして私は変わらず病院を受診しようとはしませんでした。

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