生き続ける命

2024年11月08日 13:47
カテゴリ: 価値観の変化

私は最初の流産を体験してから
どうして子供が亡くなってしまったのか
どうやって心を回復させたらいいのかを
ずっと探し続けてきました。

当時はインターネットの情報量もそれほど多くなかったし
今のようにSNSが発達していなかったので
私は図書館で本を借りまくっていました。
そんな中で出会ったのが見えない世界の話でした。

数々の本の中で「死」というのは
魂が肉体を抜けて見えない世界
つまり「あの世」に行くことだと
そういう世界が存在するということが書かれていました。
そして魂というのはなくなることなく生き続けているのだと。
それを胡散臭い、信じられないと思う人もいるでしょうけど
私は「きっとそうだ」と思いました。

それはやはりあの体験があったからでした。
子どもの心拍が止まる前に聞こえた悲鳴のような声。
あれは間違いなくお腹の中の子どもの叫び声でした。
痛かったのかな、苦しかったのかなと思うと胸が痛みますが
確かに私とは違う別の存在が来てくれていたんです。
あの子の魂はあの世に還らなければならない事情が
何かあったんだろうと思います。

実際、胎内記憶のことを書いている方々は
子どもたちが自らの意志でお母さんのお腹に宿り
なんらかの理由があってまたあの世に還っていくということを
おっしゃっています。
そういう意味では、私たちは自分の生死のことも
ある程度は決めて生まれてくるということなんですね。

そして私は少しずつ見えない世界のことを学ぶようになっていきました。

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