私は39歳で妊娠→3度目の流産になり、もう子どもはこれで諦めようと思いました。
私の体の中では子どもが育たないんだ。そう思うしかありませんでした。
当時は不育症という言葉を聞いたことがなかったのですが、私はその部類に入るのだろうと思います。
不妊治療をがんばっても1度も妊娠しない方もいます。
そういう方からすると「妊娠できただけいいじゃない」と思われるかもしれません。
その気持ちもすごくよくわかります。
私もそういう立場になったらきっとそう思うでしょう。
女性にとって「子どもを諦める」というのは大変な決断だと思います。
私のようにやりたいことができて、気持ちがそちらに向いている者でも
やはり気持ちがグラグラしました。
自分で決断したはずなのに、友人の赤ちゃんを見ると羨ましい気持ちが出てきました。
子どものいない自分がダメな人間のように思えて、自己肯定感が下がっていました。
そうなるとどんどん自分のことが嫌いになるという悪循環にハマります。
頭ではわかっています。子どもがいなくても幸せではあると。
でも私の場合は、思い描いていた子どもとの生活が叶わないという気持ちが悲しみをつくっていました。
そこから抜け出せずにいたんですね。
この気持ちには即効性のお薬はありません。
ゆっくりと時間をかけて昇華していけばいいと思います。
このとき大事なのは、自分の感情を否定しないことです。
「悲しい」「辛い」という気持ちを感じてあげることが必要です。
悪態をついてもいいと思います。
悪い子になっていっぱいノートに書きだしてもいい。
感情を抑え込む方が苦しみは長く続きます。
自分ひとりよりは他人に受けとめてもらった方が効果的です。
周りにいる理解ある人、もしくは私のような支援者にお話してください。
誰かに受けとめられると孤独な気持が和らぎ、心が落ち着いてきます。
そうするといろんな角度から物事を見られるようになってきます。
諦めたくなかった気持ち。それも大切なあなたの一部です。
見ないようにと蓋をするのではなく、しっかり感じて受け入れて抱きしめてあげてください。