病院への不信感

2024年08月31日 22:25
カテゴリ: 1度目の流産

私が流産の手術を受けた病院は
おじいちゃん先生がひとりでやっていました。
入院設備や手術もできるところなので
おそらく地域の人たちは昔から
そこを利用していたのだろうと思います。

私はよそから越してきた人間だったので
とりあえず一番近いからという理由で
通っていました。

でも今回の件でこの病院には
もう二度と行くことはありませんでした。
もちろん先生は悪くないし
私の受け取り方の問題だと思っています。

手術が終わって起きられるようになり
診察室で先生とお会いしました。

先生は茶色のガラス瓶を持っていました。
そこには水の中にバラバラのものが浮いていました。

「これが子宮の中から取り出したものです」

・・・てことは、赤ちゃん?
私はここで感情を停止しました。
これ、見せる?私に?
そう思ったときに心をシャットダウンする
必要性を感じたんです。

すでに人の形ではなく
ただの物質として扱われていた
私の最初の子ども。

怒る気にもなれず悲しみも生まれず
ただ静かに家に帰りました。

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