G-1TLR0R601K

夫は当時、残業で0時ごろ帰ってくることも結構ありました。
今となってはうろ覚えなのですが、私が手術から帰って夫と会ったのは、たぶんその日の夜遅くだったと思います。
私に対して何ひとつ、ねぎらいや励ましの声をかけるわけでもなく、いつもどおりお風呂に入って寝ていました。
流産のことには一言も触れませんでした。
この人にとっては何でもないことだったのかな。
子どもが亡くなったのに何も感じてないのかな。
そしてものすごく暗い私に、何も言わないのはなぜなんだろう。
そんなことを考えていました。
私は母の前では泣きませんでした。
そして夫の前でも泣かないようにしていました。
いつの頃からか、感情を人前で出さないようにしていて、特に人前で泣くことが恥ずかしいと思っていました。
自分のネガティブな感情を抑え込んで我慢することが、私にとっては当たり前になっていたんです。
でも、今回は私の人生の中で、ものすごく大きく心が揺れていました。
常に心の中は嵐が吹き荒れていて、感情を抑えれば抑えるほど、自分への怒りと鈍感な夫への怒りが湧いて、ひとりになると涙が止まりませんでした。
誰にも自分の気持ちを話せない。
わかってもらいたいのに、わかってくれる人がいない。
そんな孤独感で押しつぶされそうでした。