食べ物にいいも悪いもないけれど

2024年10月10日 14:16
カテゴリ: 体質改善

私は体質改善にドハマりしていました。
それはなぜかというと
完ぺきな健康体になって
次回こそは絶対に流産しない。
元気な赤ちゃんを産みたい。
私の心の中には子どもを亡くした悲しみと
自分に対する怒りがいっぱいありました。
だからこの暴走を当時は止められませんでした。

玄米菜食やマクロビオティック、ベジタリアンなど
いろんな呼び方や食べ方があります。
私はものすごくたくさんの本を読み
ネットでも調べまくり
料理教室にも通っていました。

当時、私の中の鉄の掟がありました。
・動物性食品と白砂糖を使ったものは基本摂取しない

動物性食品というと何を想像するでしょうか。
肉・魚・卵・乳製品
大まかに言うとこんな感じだと思うのですが
食品を想像してみると
とてつもなく食べられないものが出てきます。

お味噌汁の出汁は鰹節や煮干しなどを使わず
椎茸や昆布などの植物を使います。
乳製品を摂らないのでバター炒めはありません。
シチューは豆乳で作ります。
卵を摂取しないのでオムライスや卵焼きは
食卓から姿を消します。
プリンには卵も砂糖も入っているので
基本的には食べません。
自力でフルーツゼリーを作ります。

ほんの少し書いただけでこれなので
会社の飲み会では野菜しか食べられません(笑)
信じられないと思う方も多いかもしれないですね。

これはこれで結構楽しんでやってはいたのですが
夫にもこの生活を押し付けていたので
嫌がられたこともありました(当然ですね)。

当時の私はこれが正しいと信じていて
もちろん病気が治ったり体質が変わるのは
事実としてあるんですけど
本当に大事なのは心の状態だと気づくまでには
相当時間がかかりました。
とにかく食べ物の良い悪いをジャッジしまくっていました。

それほどまでに私は完ぺきな自分を求めていました。
自分を許すことができなかったんです。

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